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時間外の腰痛患者さん

時間外の腰痛患者さん

今日は腰痛の患者さんが受付終了時間を過ぎてから駆け込んできました。

実は昨日も当院にかかられた患者さんだったのですが、
昨日は腰を曲げながら小股で少しずつずり足歩行をしてきたところ
トリガーポイント注射を行い、
理学療法士によるリハビリテーションを行うことで
何とか歩けるようになり帰宅しました。

しかし、今日千葉まで行かなければならない用事があったとのことで
心配していたのですが、
やはり長距離の新幹線と座りっぱなしの仕事であったため痛みが増強し
昼前に千葉を出て、急いで当院を受診してくれたのです。

今日来院された時には、つかまりながらなんとか歩いて
座るのも腰をかばいながら恐る恐るといったところでした。
腰は横に傾き、疼痛性側弯という状態になっていました。

今日の最後の患者さんになりましたが、
午前診療のみの土曜日に家族との楽しい用事もあっただろうに
だいぶ残業になってしまったにもかかわらず
患者さんの痛みを取ろうとしっかりと時間をかけて
当院の理学療法士が頑張ってくれました。

固くなった関節と筋肉に手をかけてしっかりと動かし、
痛みの出づらい生活動作を指導してくれました。

その後、診察室で僕がトリガーポイント注射を行いました。
脊椎に沿った左の腰部から両臀部にかけて注射を行い、
その後痛みの残っているところに注射を加えました。

筋肉が縮んで固くなったために横に傾いていた腰は
注射後にはほぼまっすぐに戻り、
つかまらずに自分で歩いて帰ることができました。

受付のスタッフも1時間以上の残業になったにもかかわらず
嫌な顔一つせず一生懸命患者さんのために動いてくれました。

その後スタッフからは「患者さんがよくなってよかったです」と
メールがありました。

院長としてこんなに嬉しいことはありません。
本当に自慢のスタッフです。

みんなありがとう。

この記事の執筆者プロフィール

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

院長紹介

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員