9/14土曜日は
名東区の災害訓練に参加してきました。
今回は名東区だけでなく、
複数の消防隊合同参加での訓練となり
場所もいつもの名東消防署ではなく
牧野が池の駐車場にて行われました。
今回は空気で膨らむ大きなテントの設営も
訓練に組み込まれていました。
設定は前回と同じく、
バスと乗用車の衝突事故で多数の傷病者が発生し
消防隊員、救急隊員、名東区医師会の医師が
協力して怪我した患者さんを助けるというもの。
まず現場で消防隊員によりバスの中から傷病者が救助され
赤、黄色、緑、黒に一次トリアージされ、タグを付けられます。
大きな空気テントに赤と黄色の傷病者が運び込まれたところで
医師会のドクターたちが
気道、呼吸、循環、神経系の異常がないか確かめ
さらに、頭の先から足の先まで、命に係わる外傷はないか
テントから病院への搬送順位はどの傷病者から行うか
二次トリアージを行います。
患者さんの中には、一次トリアージで黄色とされていても
時間経過に応じて重症化し、
二次トリアージで赤に変わる人もいます。
反対に、赤だった人が、処置により落ち着き黄色になることもあります。
救急隊の中には、名古屋医療センター時代からERで顔を合わせたり、
一緒に訓練をした隊員の方もいて
阿吽の呼吸で今回の訓練も進めることができました。
何より、傷病者役の学生さんたちが
自分の負った怪我の設定をしっかりと覚えてくれていたため
医師としての対応が現実に近い形で訓練できたのもよかったです。
過去3年間、名東消防署の訓練に参加してきましたが、
今回は規模も大きく、現実の災害対応に近い形で訓練ができたと思います。
非常に素晴らしい訓練でした。
今回の台風18号も大きな爪痕を残しました。
備えあれば憂いなし。
災害は来ないのが一番ですけどね。