自分が若かった頃は評価される側で、
患者さんに評価され、同僚に評価され
そして上司に評価されていました。
自分が年をとるにつれ
後輩ができ、
教育の仕事につき
そして小さいながら院長となり
評価する側にも回るようになりました。
自分の経験や思いや熱意を
どうしたらもっと上手に伝えることができるのか
自分が努力すると同時に
それを受け取る側のアンテナが立っていないと
受信されない電波は宙を舞い続けます。
ラジオのチューニングが合ったときには
とてもいい音楽が流れます。
いい音楽でクリニックを満たすことができれば
必ず訪れた患者さんも心地よくなるはず。
今日はメルマガ「人の心に灯をともす」から
こんなお話。
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【えこひいきは当たり前】№1506
マラソンの高橋尚子氏の心に響く言葉より…
あるとき、小出監督のもとに
「監督はみんなを平等に指導してくれない」
と訴えに行った選手がいたとか。
監督はこう言ったそうです。
「えこひいき?そんなの当たり前だよ。
みんなもう学生じゃないんだからね」
実業団の陸上の世界は、
寮に入ったり生活時間帯が制約されたりして、
ある意味学生の延長線上にあるような
管理をされた毎日です。
「どんな職場でも、社会人というのは
自分のことを見てもらえるように努力をするものだよ。
努力しなければ、見てはもらえない。
こっちが指導したいなと思うような選手になりなさい。
鐘だってそうだ。
打って響かなければ、もう鳴らしたくなくなってしまう。
打ったら響く、そういう人にならなくてはいけないよ。
そうでなかったら、俺だってえこひいきするよ。
社会人なんだから」
小出監督のその言葉は、私にとって本当に革命的な言葉でした。
みんな平等、そんな学生時代の当たり前の気持ちから
社会人に一歩踏み出した、
そして、社会人の厳しさを教わった言葉だったのです。
『笑顔で生きる魔法の言葉』角川書店
Qちゃんこと高橋尚子選手を育てた小出義雄氏は、
ほめて選手をやる気にさせる天才的な監督だ。
小出監督は、とにかく同じことを何度も何度も、
繰り返して言うという。
まだ、800m、1500mの選手だったときに、
「おまえ、マラソン選手に向いているよ」と
毎日言われたそうだ。
それで、その気になってマラソンの練習を始めた。
しかし、どんなに優秀な選手であろうと、
自らが努力をしないで、
「指導してくれない」と愚痴を言う人は、
上の人には引き上げてもらえない。
いくらほめる天才の小出監督でも、
やる気のない人はほめない。
○○してくれない、と
「くれない」ばかり言う人を、
「くれない族」という。
「くれない」ではなく、
まず自らが人一倍の努力をすることで、
上司や監督が、この人(選手)をなんとかしたい、
引き上げたいと思われる人になる必要がある。
「えこひいきは当たり前」
商売ならお客様に、選手なら監督に、
えこひいきされる人でありたい。
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