大雨の今日は
昨年当院の看護師も発表を行った
東海リウマチケア研究会でした。
今回は名古屋医療センターのリウマチナース粥川さんと
東日本大震災当時の災害救援活動について
僕は発災当日に被災地へ向かったDMATとしての
超急性期の災害医療について、
粥川さんは後発部隊として亜急性期に行った
現地での支援活動について発表しました。
その後福島赤十字病院の宮田先生が
リウマチのリスクマネジメントにつき
ご講演されました。
宮田先生からは、
災害が起こった際には
かかりつけの病院が崩壊すれば
カルテも参照できなくなるため
その時には患者さんが持っているお薬手帳が
唯一の頼りになります。
また、最新の採血データもはさんで持っていると
良いとのアドバイスをいただきました。
その後、一般演題の発表では
社会保険中京病院の看護師さんから
きちんとトレーニングを積んだリウマチナースと
医師のとった患者さんの関節所見は
非常によく一致するとの発表がありました。
それだけ患者さんの状態をよく把握して
リウマチ看護に役立てている意欲と行動力
その時間を看護師に与えている病院の運営体制
いずれも素晴らしいと思いました。
医師が患者さん一人一人に使える時間は
せいぜい5分です。
それでは到底リウマチという慢性疾患を
しっかりフォローすることはできません。
当院でも僕の診療の前後には
看護師さんに患者さんの問診やフォローを
行ってもらっています。
リウマチ診療において、
チーム医療の中心となる看護師さんの力は
なくてはならないものです。