記録的な大雪で山梨県をはじめとして
自然災害のすごさをみせつけられました。
高速道路も復旧を待つ間、
何日も立ち往生する運転手さんが
テレビに映し出されていました。
そんななか、
心温まるニュースがあったので
ご紹介します。
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山崎パン運転手に賞賛の声
立ち往生ドライバーにパン配布
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140218/dms1402181207008-n1.htm
予想外の大雪に多くの高速道路がまひし、通行止めとなった15日。中日本高速道路(名古屋)によると、中央自動車道の大月インターチェンジ(山梨県大月市)付近では高速道から出ようとする車が同日夜に滞留したため、同社では談合坂SA(同県上野原市)に約270台の車を誘導した。
美談はこのSAで生まれた。居合わせた山崎製パンの配送トラックの運転手が、積んでいた菓子パンなどを他の運転手らに無償で提供したのだ。
雪が降り積もり、刻々と兵糧攻めになっていく状況。機転を利かせた運転手はトラックから好きなだけ持ってって…とパンの入ったケースを降ろしたという。
感動した周囲は、運転手がパンを配る様子を写真とともにツイッターに投稿。すると「リアルアンパンマンあらわる」「こういう企業は日本の鏡だね」などたたえる声がネット内にあふれた。
この人道的行為を好感してか、週明け17日の山崎製パンの株価は寄り付きから買われ、一時前週末終値比74円高の1182円まで上昇。出来高は前週末の3・6倍まで膨らんだ。
SAでは、飲食店など複数のテナントも16日朝までに、丼ものや麺類など約1000食を無償で配った。
運転手の機転に感謝の声が寄せられる山崎製パン。現実のアンパンマンとなった運転手について「当社関連の従業員で間違いありません」(広報)と前置きした上で、こう話す。
「どんな人物なのかと問い合わせも多いのですが、個人的な情報は外に出しておらずご了承ください。今回の件は、特にルールで定めたわけではありませんが、これまでも同じような取り組みをやってきました。自社の物流を生かせたと思っています」。東日本大震災でも活躍した同社。緊急時には同様の対応を取ることが徹底されているという。
「(17日だけで)お褒めの言葉も50件以上いただき…」と喜ぶ半面、「長野県や山梨県の取引店に商品が届けられず、ご迷惑をかけている」と大雪で品薄が続く店舗も気遣う。
過酷な環境のなかでの助け合い。なかなかできることではない。