1/18日曜日は
名古屋駅のウインク愛知で
講演をしてきました。
柔道整復師さんや鍼灸師さんにむけて
整形外科医としての疾患知識と
痛み治療の考え方を講義する
究塾 2016
日本柔整鍼灸協会の主催にて
昨年のfirst seriesに続き
今年もsecond seriesが始まりました。
今日のテーマは「腰痛」。
多くの整形外科医が
画像診断で異常がなければ
痛み止めや湿布を処方して終わりとなってしまっている筋膜性腰痛。
放っておけば筋肉痛は治る、
と思われがちですが、
悪い姿勢や繰り返し動作によって
慢性疲労に陥った筋肉は
積極的にストレッチやマッサージを行い
ほぐしてあげなくては
いつまでも慢性痛として残ってしまいます。
それは、慢性疲労に陥った筋肉に
トリガーポイントが形成されてしまっているからです。
また、体は筋膜というボディスーツで包まれており
体の一部にできたトリガーポイントは筋膜の歪みを生んで
離れた場所に痛みの症状を起こすことがあります。
今日の講義では
腰椎椎間板ヘルニア
腰部脊柱管狭窄症
椎体椎間板炎
圧迫骨折
脊髄腫瘍
膠原病
などの重症疾患を常に頭の片隅に置いておくことと
医師と治療家の連携の大切さをお話しして、
その後、その場で腰痛を持った参加者の方の
腰痛治療の実演を行いました。
腰の張りが強い参加者の方の
足関節のわずかな可動域制限を見抜き
ふくらはぎをほぐすことで
腰の筋肉までしっかりとほぐれてくることを
実際に実演することができ、
ガチンコ勝負で結果を残せたことに
胸をなでおろしました。(^-^)
今日の講義が、
治療家さんたちの血となり肉となり
明日の患者さんの痛みを取ってくれることを願っています。