台風近づくお盆休み
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
忙しいお仕事のひと時のお休み
僕は慶應大学で開催された勉強会で
御遺体を用いて超音波で神経を見ながら
注射で神経をリリースする勉強と、
静岡では仙腸関節の痛みの勉強を
してきました。
そして、今週末は
以前当院に見学に来られた
沖縄の伊佐先生にお声掛け頂き
先生のとよむファミリークリニックで
痛みに悩む患者さんの診察と
筋膜性疼痛のハイドロリリース治療について
講演と実技講習をやってきます。
日常診療で1日の大きな時間が割かれ
夜は執筆や講演のスライド作り
土日はどこかに勉強に行き、、、
3ヶ月に1回程度のゴルフは
スコアなぞ数えられない^_^;
そんな生活をしている中で、
ストレス解消は何をしてるんですか?
と聞かれることもしばしば
僕のストレス解消は、
NETFLIXにはまったり
スマホで頭を使わない、
時間もかからない簡単なゲームを
やっていることが多いです。
こんな時間の使い方をしていて
もったいないなあ、
と思っていたところですが、
そんな僕のゲーム時間を
サポートしてくれるレポートがあったので
ご紹介しますね。
仕事の後にストレスを解消する活動を行うことは、疲労回復を促進し、長期的に幸福な生活を送るために重要である。英・University of BathのEmily Collins氏らは、仕事の後にスマートフォンでストレスを解消する際、マインドフルネスアプリよりゲームアプリの方が効果的であるとJMIR Ment Health(2019; 6: e12853)に発表した。
10分間のプレイで「回復経験」が改善
Collins氏らは、スマートフォンアプリによるストレス解消の効果について、ゲームアプリと幸福感の向上などを目的として開発されたマインドフルネスアプリで比較。ストレスの解消に必要な4つの条件①リラックスできる②仕事以外の新たなスキルの習得機会を提供③没頭することで気晴らしになる④活動をコントロールできると感じられる−についても検討した。
研究1はラボ実験で、参加者は英国の大学生45人(年齢19〜36歳、女性26人)。数学の課題に15分間取り組んだ後、ゲームアプリ(Block! Hexa Puzzle:パズルゲーム)、マインドフルネスアプリ(Headspace)、または回転させて遊ぶ玩具のハンドスピナーを10分間プレイした。参加者は、作業タスクの前後と介入後にどの程度元気だと感じるか(エネルギー覚醒)、どの程度回復を感じるか(回復経験)について報告した。
研究2は5日間のフィールドスタディで、参加者はフルタイム勤務者20人(年齢19〜58歳、女性12人)。仕事を終えて帰宅した後、研究1と同じゲームアプリまたはマインドフルネスアプリを利用。エネルギー覚醒と回復経験についてオンラインで回答した。
スマホに没頭することに罪悪感を感じる必要はない
解析の結果、研究1ではゲームアプリ群でエネルギー覚醒が上昇した一方、マインドフルネス群とハンドスピナー群では低下していた。回復経験について差は見られなかった。
研究2では、いずれもエネルギー覚醒への影響は認められなかった。回復経験はゲームアプリ群で5日間を通して上昇していたが、マインドフルネス群では低下していた。つまり、ゲームアプリ群では、リラックス、没頭、活動のコントロール、仕事以外のスキル習得が改善しており、マインドフルネス群では、没頭については介入期間を通じて徐々に悪化していた。
今回の研究により、ゲームアプリは仕事後のストレス解消促進に効果的である可能性が示唆された。Collins氏らは「ゲームアプリは、仕事後のストレス解消に必要な4つの条件を満たしているようだ」と考察。「スマホゲームに夢中になることに罪悪感を感じる必要はなく、仕事でストレスの多い1日を過ごした後にこのようなゲームをプレイしている人は、健康面での利益を得ている可能性が高いことを知るべきだ」と述べている。
(木下愛美)