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2019→2020

2019→2020

2019年もあと1時間と少しでおわり。

目まぐるしく飛んでいく時間の中で
だんだんと正月という季節感が
なくなりつつもあります。

昔は正月というと石川県の母の実家に
家族で帰省していました。

路上にも高く積もった雪が残る中、
雪吊りはその役目を
しっかりと果たして樹々を守っていました。

年賀状を大切に思い
作品発表のつもりで作ってきましたが、
SNSの発展とともに
遠くの人達との距離感も
隣にいるかのように感じることができ
年賀状を辞める方も増えてきました。

今年も殆どの週末は
勉強に出たり
自分の講演で埋まっていました。

今年はこれまでやってきた
筋肉や筋膜の痛み治療を
世に発表する機会も増えてきました。

自分の講義と実技を受けてくれた先生が
動かなかった患者さんの背筋に
ハイドロリリースしたら
動けるようになって驚いた!
と感謝のメールもいただき
自分がお会いしていない患者さんが
そうやって治ることに貢献できたと
これも喜びの一つでした。

日本整形外科超音波学会では
ヒラメ筋の治療症例を発表させていただきました。

日本関節エコー研究会では
リウマチ超音波の日本を代表する先生方の前で
リウマチ患者さんへの
ハイドロリリース治療の応用
という内容を講演させていただく機会にも恵まれ
開業から8年半やってきたことが
世に出せる形になってきました。

日本トップクラスのエコーマニアの集まる
sigmaxエコーキャンプでは
小豆島まで足を伸ばし
全国の先生たちと再会し
交流を深めました。

そして、筋膜マニピュレーションコースも
レベル2を修了し、
筋膜の連結についての知識も
深めてきました。

勉強すればするほど
今まで取れなかった痛みが取れるようになり
目の前の患者さんに
自分の勉強をすぐに還元できる喜びが
医者という仕事の醍醐味です。

一方、どれだけ勉強しても
びくとも取れない痛みにも出会い
いまだに自分の心に
どんよりと悔しさと残念さを
刻み込まれることもあります。

それでも治せない痛みと戦うため
注射やリハビリの前段階
プレコンディショニングとしての
分子栄養学も学び始めた1年でした。

栄養の世界も奥が深いですが、
それでも痛み患者さんの中には
ベースに貧血や鉄欠乏を伴っていることが多く
その補給で元気になることも多くみられます。
ビタミンDやB群が欠乏している人も多いです。

そんなことをしていると
あっという間に週末は埋まり
1年が飛び去って行きます。

リウマチ超音波についての
デジタルコンテンツも執筆し
もうすぐ出版されます。

来年は締切を過ぎてしまった
関節痛についての本を
いよいよ完成させないと、、^_^;

そして、最後に、
今年1年
電子カルテの入れ替えなど
さまざまな大きなイベントを乗り越えて
クリニックを支えてくれたスタッフに
感謝を述べたいと思います。

ありがとう。

来年もスタッフのみんな
そして出会った患者さんたちにとって
素晴らしい1年になりますように。

斉藤 究

この記事の執筆者プロフィール

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

院長紹介

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員