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新型コロナに有効な市販品

新型コロナに有効な市販品

北里大学から、市販品の新型コロナウイルスに対する消毒効果を検証した結果が報告されました。
https://research-er.jp/articles/view/88171
皆さんの一般のご家庭での参考にしてください。

新型コロナウイルスは飛沫感染だけでなく、
接触感染で伝播します。

接触感染を避けるためには、
手洗いするまでは、顔面を触らない。
外出中は不用意に共有物に触れない。
特にパソコンのキーボードやマウスは清拭してから使用する。

自宅内にウイルスを持ち込まないためには
自宅に帰宅後はすぐに手を洗い、衣服は自宅内で接触する前に洗濯して入浴する。
スマートフォン、鍵、財布など、外部で接触したものは自宅に持ち込む前に下記商品を用いて清拭しておく。

などの対策が必要になってきます。
なかなか大変ですが、心がけることでウイルスとの接触の機会を減らし、家族内で感染が広がる確率を下げることにもつながります。

清拭に用いる商品は、アルコール70~80%が有効という記載がネット上によく見られていますが、今回の研究結果からだと50%以上であれば効果ありと考えてもよさそうですね。助かります。

以下 北里大学の研究成果の抜粋引用です。
https://research-er.jp/articles/view/88171

市場に流通している医薬部外品・雑貨のうち、主にエタノール、界面活性剤成分を含有し、新型コロナウイルスの消毒効果が期待できる市販製品を対象に、新型コロナウイルス不活化効果を有する可能性について、試験管内でのウイルス不活化評価を実施したのでその結果を報告する。
各製品サンプルについては、製品のパッケージ裏面に書かれている使い方を参考にし、希釈が必要な場合には水道水を用いた。

・試験系評価のために実施したエタノールについても試験結果を開示した。
水道水で濃度を調整した 10%、30%、50%、70%、90%のエタノールの不活化効果。

接触時間:1 分
不活化効果あり:50%、70%、90%エタノール
不活化効果なし:10%、30%エタノール

接触時間:10 分
不活化効果あり:50%、70%、90%エタノール
不活化効果なし:10%、30%エタノール

まとめ
エタノールは、50%以上の濃度であれば、接触時間 1 分間で十分なウイルス不活性化が可能だと考えられた。 不活化効果の確認された上記製品は、新型コロナウイルスの不活化に有効と考えられた。新型コロナウイルスの汚染が懸念される手指や硬質表面の洗浄の他、日常使用する衣類やリネン類の洗浄などに活用が期待できる。

この記事の執筆者プロフィール

さいとう整形外科リウマチ科

院長 斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

院長紹介

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員