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いつまでマスクをつけるべきか

いつまでマスクをつけるべきか

現在どこのクリニックでも、手指消毒、窓を開けて換気、ソーシャルディスタンス、アルコール清拭などの対策を続けていることと思います。

愛知県の最近の新規新型コロナ感染者は0-1人。

https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/

0524日別感染者数

目の前の患者さん、スタッフ、友人が新型コロナである可能性は限りなく低くなってきています。

もちろん、テレビでは「緩みに注意!」と、しきりにコロナに注目するように毎日報道されています。視聴率ほしいですから。

しかし、どれだけ我々はワイドショーやニュースにあおられて毎日テレビやネットにくぎ付けになったことでしょう。

もちろん、私も医者ネットワークでできるだけ科学的で正しい情報を得ようと努めてきました。こちらのブログでも発信してきました。

世界では日本の死亡者数があまりに少ないので不思議がられているのですが、遺伝子の問題とか、真面目な国民性でマスクを着用したとか、自粛をちゃんとしたとか言われています。

しかし、自粛している間にレナウンなど大手の企業も倒産しました。小さな飲食店はつぶれました。

出かける先もないため、歩くことが少なくなり、患者さんの大腿骨骨密度は下がりました。

テレワークでパソコンに向かい続けて、眼精疲労、肩こり頭痛、腰痛、椅子による大腿の圧迫で体も硬くなりました。歩かなくなり、ふくらはぎもカチカチです。

今、そんな患者さんが緊急事態宣言が明けてから来院されてきています。

もちろん、凝り固まった筋肉にハイドロリリースやリハビリは有効です。

でも、自分で動くことに勝る治療はないです。

座り続けることは体をめぐる血流を落とします。

筋肉を動かすことで血液は活き活きとめぐるのです。

新規コロナ発生者がどんどん増えている間は仕方ないかもしれません。

でも、今はどんどん外に出るべきです。

テレビに踊らされて過敏になっていても仕方ありません。

過度に新型コロナを恐れて出歩かないほうが直接の体への害があります

東京ロードマップが発表になりました。

確かに、これまでクラスター発生のある施設では気を付ける必要がありますが、カラオケ店、ライブハウス、スポーツジムの経営者たちは絶望したことでしょう。1000人のイベントはOKになってもカラオケ店は×です。

休業要請緩和のステップ(施設別)

医療崩壊で日常医療にあずかる患者さんも立ち行かなくなるから自粛していたはずです。

愛知県内での新規発生者がほぼ0である現在、どこまでマスクを続け、ソーシャルディスタンスをキープし、友人と会食することを避けなくてはならないのかかなり疑問です。

新型コロナの潜伏期間は5日程度。長くて2週間だそうです。

新規発生0が2週間続いたら、他府県他国からの流入を除けばまずリスクはない。

気温の上がってくる中で、いつまで窓を開けたまま冷房をかけるべきか。

お会いした患者さんの顔を見て、自分の顔もマスクで隠すことなく笑顔で患者さんをお迎えできるのはいつにするのか。

そのタイミングを、科学と空気感の中で計っています。

PROFILE

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医日本リウマチ学会専門医日本整形外科超音波学会会員