7/21金曜日は骨形成促進薬 フォルテオのインターネットwebセミナーで、当院の看護師小島さんとともに講演いたしました。
当院の応接室から東海北陸地方の先生方に配信されるということでしたが、僕の知り合いの先生もちらほらみてくれていたようです。
骨がもろくなり、脊椎圧迫骨折や大腿骨頸部骨折などの重篤な骨折を引き起こしてしまう骨粗鬆症。
従来は古い骨が蓄積されて行くことで骨密度を増やす内服薬が中心でしたが、フォルテオは新しくしなやかな若い骨を増やす自己注射薬です。
新規の圧迫骨折や多発骨折、重度に骨密度が低下した方に適応となりますが、当院でもその作用機序に納得し、早くから導入しています。
そのため、名古屋地区でも有数のフォルテオ導入患者数になっているようで、フォルテオの講演を頼まれることもしばしば。
今回の講演では、私からフォルテオの作用と効果について、そして小島さんからは自己注射を患者さんに説明するときに助けとなるビデオガイドの使用経験をwebを通じてシェアさせていただきました。
骨粗鬆症治療で大切なことは、
骨の治療には長い年月がかかること
50歳を超えたら一度は骨密度をチェックしておくこと
骨密度測定は腰椎・大腿骨で測定することがのぞましいこと
手や踵の骨密度測定では十分な治療効果判定ができないこと
骨密度の低下量に応じた治療薬を適切に用いること
定期的に骨密度をフォローすること
などがとても大切です。