たった数週間でも、
同じ病院を離れて所属が変わった後に
顔を合わせる仲間は懐かしい感じがします。
今日は名古屋医療センターでDMATとして活動し、
3月11日以降は力を合わせて被災地の救援に向かった仲間たちが
僕の送別会を開いてくれました。
あの大きな名古屋医療センターという組織の中の
多くの人たちの中でも特に熱い思いを持った奴ら。
通常の自分の業務を終えた後に部活動のように集まり
自分たちの病院や名古屋の人たちを災害からどう守るか、
他府県の災害の時にはどう対応したらよいのか
一緒に考えて、ともに学んだ仲間たち。
神戸でのDMAT養成研修に始まり、
技能維持訓練、名古屋空港での実機訓練、
知多では全国のハイパーレスキューとの合同訓練にも参加し、
三河メディカルラリーでは全国から集まった救急専属チームが
1位~4位を占める中、僕たちの「チーム金鯱」は混合チームながら
堂々の5位入賞を果たしました。
それぞれが必要な状況に応じてアイデアを出し合い、
自律的に動いて仕事のできる仲間たち。
名古屋医療センタ―での5年間、
彼らのおかげで学ばせてもらったことが沢山あります。
大きな組織の中で、メンバーの思いをどのように実現させていけるか。
災害訓練という病院を挙げての大きなイベントに人を集め、運営し、
参加してくれた人たちにどのように学んでもらうか。
そしてチームリーダーのあり方とは。
全て彼らの力があって実現してきたことばかりです。
本来の自分たちの仕事の枠を超えて、自分たちの病院に貢献すること。
そこをやるかやらないかで、自分の学ぶことの幅も大きく異なります。
今日の送別会の最後には、
メンバーみんなからのメッセージが入ったアルバムをもらいました。
そしてメンバーの一人からは、
僕が院内で行った災害の講義を聞いて心に火がつき、
DMATとして活動することができて本当に良かった。
との言葉ももらいました。
アルバムも、言葉も、
僕の大切な宝物になりました。
465-0097
名古屋市名東区平和が丘1丁目10番地
さいとう整形外科リウマチ科
院長 斉藤 究
Tel 052-776-3110
Fax 052-776-3112