週末は大阪で超音波どっぷりの日々でした。
土曜日はまだあまりエコーを活用していない先生方に向けて、僕が講義を行いました。
さいとう整形外科リウマチ科の日常診療で頻度の高い疾患について、超音波をどのように使用して診断、治療しているか。
日々の診療で撮り貯めた超音波動画を大放出してきました。
第2部は僕の専門であるリウマチ領域での超音波診療について。
第3部は超音波の本領発揮の、MPS 筋膜性疼痛症候群の診察法と治療実例について、動画による講演とライブデモを行いました。
実際に開場の先生の中に2年前から首の後ろが痛くて、手術中に下を向くのが辛い、という方がいらっしゃいました。
頸部の可動域にも左右差があり、触診してみると右の後頚部の頭板状筋に強い圧痛をみとめ、超音波で圧痛点を確認しながらコリコリになった部分に注射をしていきました。
液体を注入している最中から、あれ?少し楽になった!との声が聞けました。
注射を終わると、首の動きも改善し痛みもほとんど消失していました。
硬い握手を交わし、治療終了。
きっとあの先生もこれからエコー診療をしてくれることでしょう^_^
そして今日のエコーセミナーには聴講者として参加。
バリバリのスポーツ整形外科の岩本先生がされる術中所見を交えたご講義や、スーパー理学療法士工藤先生のお話で、またより良い治療となるためのヒントをいただきました。
また明日から患者さんの診療が楽しくなりそうです!
これまで治せなかった患者さんを治すことができるようになることは、医者や理学療法士の密かな喜びと楽しみなのです、、、。