先日、愛知医科大学に足を運びました。
愛知医科大学の解剖学の内藤教授とお会いするためです。
毎日患者さんの痛みの原因となる場所を、触診と超音波を使って探しておりますが、そのためには解剖の詳細な知識が必要になります。
超音波を見ていても、それが何かわからなくては診断も治療効果も切れ味鋭くはなりません。
開業から8年間、教科書やパソコンアプリ、そして実際に触診と超音波での観察を通してだいぶ腕は上がってきたと思いますが、やればやるほど実際の解剖ではどうなっているのかという疑問が湧いてきます。
そこで愛知医科大学の痛みセンターの牛田先生にご相談したところ、解剖学の内藤教授にお話をつないでいただき、この度お会いすることができました。
解剖学の分野でも筋膜は非常に注目されており、内藤教授もエコーと筋膜についても研究されているとのことで、僕の治療実例も見てもらいながら話が盛り上がりました。
一緒に早稲田大学スポーツ科学科の教授で筋膜の研究をされている川上教授もお会いすることができ、研究生の先生からは本物の大腿筋膜を見せていただき、その伸縮性や張力方向について議論を交わしました。
今後、医学生さんの解剖学実習にも顔を出して、実際のご遺体で筋肉や神経を見せてもらえることになりました。
学生の時にはもちろん解剖学実習は行いましたが、医者になって20年の治療経験の上で見る実際の解剖は臨床に直結するものになります。
それにより、また沢山の患者さんの痛みが取れるようになるのではないかとワクワクしています。
今度当院にも内藤教授、川上教授が訪れ、僕の治療の実際を見にきてくれることになりました。
これまたワクワクです^_^