今日は中部労災病院膠原病内科の滝澤先生、猪飼先生と企画運営している、関節リウマチエコーの会である、SUMIREの会のスピンオフで、豊田に出張講演してきました。
猪飼先生からはJAK阻害薬の基礎から、関節エコーでは滑膜炎の見られないリウマチ残存疼痛に対して、中枢性疼痛を考慮してSNRIを内服投与したところ著効した症例提示までをお話いただきました。
これもエコーをしなくては滑膜炎の痛みではない!と言い切ることはできない症例ですね。
僕からは関節エコー陰性の際に考えるべき末梢性疼痛としての筋膜性疼痛症候群の診断と治療についてお話させていただきました。
筋膜性疼痛は、関節リウマチではないかと心配で当院に来られる患者さんにも多く見られますし、本当の関節リウマチの患者さんの痛みの原因としてもよく見られるものです。
座長の高杉先生の前腕筋群のマッスルトリガーポイントハイドロリリースも実演して、伸展不良だった示指も伸びやすく改善。高杉先生のお疲れも少しとれたかな?
オミクロンが広がりつつある中の開催で、非常に少人数ではありましたが、その分参加された先生方とコミュニケーションもはかれた会になりました。
お声かけいただいた高杉先生、ありがとうございました!!