院長ブログ

たけしの家庭の医学 殿皮神経障害

たけしの家庭の医学に
なかなか診断されない腰痛の原因として
殿皮神経障害が紹介されていましたね。

上殿皮神経は骨盤の腸骨を
腰から殿部にかけてまたいで
殿部の上の方の痛みを感じる知覚神経です。

同時に、下殿皮神経は
殿部の下の方の知覚を担う神経で
障害されると殿部の下の方の痛みとして感じます。

いずれもレントゲンやMRIなどの
画像診断ではわからない腰痛の原因になります。

痛みの診察で大切なのは
患者さん自身に、
痛みがある部位を指一本で指し示してもらうことで
患者さんが知覚している痛みの場所を
解剖学的に推測し、
患者さんが痛いと感じている場所自体が悪いのか
それともその場所は痛みを感じているだけで
本当に悪いのは他の場所にあるのか
診察で確かめていくことです。

殿皮神経障害は
痛いと感じる場所を押すと痛い、という
比較的わかりやすい腰痛の原因ですが
あまり知られていないため
的確に診断されることが少ないと
日本脊髄外科学会 殿皮神経
の項目にも書いてあります。

もし、この画像の青色で示されている
上殿皮神経の部分を圧迫して見て
痛いと感じるようであれば
腰痛の原因は殿皮神経障害の可能性があります。

その旨主治医の先生に伝えてみてはいかがでしょう^_^

2017.11.15 | コメント(0)

Googleの口コミに励まされました。

たまーに、当院の口コミあるかな、と思い、
インターネットを見てみるのですが、
久しぶりに検索してみると、
新しいメッセージをいただいていました。

お医者さんは1対1で人と会うお仕事です。

自分の勉強した知識と
身につけた技術を総動員して
ごく限られた時間内で
最大限の治療効果を上げられるように
初対面の患者さんを受け止めて行きます。

それこそ、自分の中では
いつも勝負している気分でいます^_^

1回で痛みを取って上げられる人もいるし
何度も通ってもらいながら少しづつ
よくなっていける人もいます。
時には僕の力及ばず、
期待に応えられないことももちろんあります。

中には礼儀のない患者さんに出会ったり、
これまでの医者や治療の愚痴ばかり言う方、
当院の治療に不満をぶつけられたりすることもあります。

そんな中、こうした口コミに出会うと
これまで一生懸命勉強してきて、
仲間と頑張ってきてよかったなあと
励まされます。

とても嬉しかったので、
お名前などは伏せて転載させていただきますね。

明日も患者さんのご期待に添えるように
みんなで頑張ります。

******************

今日は、○○市より初診で受診。
この痛みをを理解してくださり適切な治療をして頂ける クリニック。
ネットで調べ、
思いのほかスムーズにリハビリ、診察、
トリガーポイント注射を受ける事が出来ました。
約1時間程ですべて終了。
2~3 時間待つこと覚悟してましたから
驚きましたが、
出来る限り待ち時間を短縮する為の工夫が
されていました。
待ち時間の間も快適に過ごせる空間や
フリードリンクのサービス。
汚れやすい洗面所なども
スタッフが進んで清掃してる姿に感動しました。
掃除専門の方が行う事は、よくみかけますが。
スタッフ全員の表情や対応も良く、
辛いことを話すとすぐにベッド迄案内。
横になることで、苦痛も軽減しました。
リハビリにも満足いたしました。
医師、ptの説明も解りやすく親切でした!
安心して治療が、受けられました。
医師と全スタッフの姿勢を感じられ、
治療効果を上げる要因と思います。
多くの患者さんは、
この様な治療環境をのぞんでいます。
帰宅後、気になる事や確認したい事を
留守電メッセージに残しましたら、
夕診開始直後に連絡頂き、
忙しい最中にも関わらず直接、
医師が対応してくださり恐縮すると同時に
疑問と不安がすぐに解消しました。
また、車で約1時間半かけても
診察を受けたいクリニックです。
治療に希望が持てるクリニックでした。
再び、一週間後お世話になります。
宜しくお願い致します。感謝します✨

2017.11.14 | コメント(0)

オレンシアサミット 2017

今日は雨降りしきる東京で
リウマチ治療薬 オレンシアについての勉強でした。

統計の基礎的なお話から、
基礎医学の難しいお話、
臨床的な疑問や新しい課題など
なかなか勉強になりました。

以下、レジュメです。

オレンシア サミット 2017
京都大学 医学統計生物情報学 森田智視先生
 
ランダム化→比較可能な二群を作る!
二軍の違いは治療法だけ、という状況を人工的に作りたい。
予後予測因子、リスク因子の分布の筋東亜
単純な二群の比較の解析からバイアスのない結果を得られるようにする。

ITT解析 intension to treat
治療開始時点 どちらの治療群を選択するか?の判断材料のための解析
重大な的確基準違反例を除き、基本的にはランダム化された全例を解析。
そろっている患者背景はできるだけ崩したくない。
ランダム化+盲検化

ランダム化しない研究データからどこまで物が言えるのだろうか。
エビデンスはwell controlledな臨床試験から。
しかし、臨床試験ですべてをカバーできるわけではない。

コホート試験として実施するのが良いだろう。
ただ集めました、では説得力がない。
研究対象集団(コホート)を定義し、明確な的確基準と除外基準の設定が望ましい。
レトロスペクティブコホート試験デザインでも連続症例(consecutive patients)を解析すれば前向き試験と同じエビデンスレベルとなりえる。(都合のよい症例だけを抜き入れしない)

前向きコホート 研究対象(コホート)➡治療A or 治療B →イベント発現、非発現
後ろ向きコホート研究対象(コホート)←治療A or 治療B ←イベント発現、非発現
後ろ向きでも全例組み込めば、エビデンスレベルは高くなる。

ランダム化
比較可能性を上げられる方策として、プロペンシテイスコアマッチングを使用する。
臨床的に重要な背景因子について似通った患者ペアを作っていく。
マッチングで考慮した因子について比較可能に。

PSマッチング:臨床的に重要な背景因子について同等なスコアの患者を新治療群と旧治療群から取り出してマッチング
似通った患者背景を持つ2群を構成して、比較検討

どうやってPSスコアを計算するか
選んだ各変数に対して“重み”をロジスティック回帰で推定
患者ごとに計算 完全に同じ背景を持つ患者では同一スコア
PSスコア=リスクスコア

論文を読むときはマッチングをどのようなスコアで行っているかを読むこのが必要。

藤尾 圭志先生 東京大学大学院 アレルギーリウマチ学 教授
ACPA陽性RAはACPA陰性RAよりもT細胞への依存性が高い。
滑膜浸潤T細胞はACPA陽性RAで多い。
感受性遺伝子はACPA陽性 HLA-DR、PTPN22、CTLA4 ACPA陰性RAではIRF5

名古屋大学 整形外科 石黒直樹教授
24週の短期成績ではNaïve症例が優れる。MTXの併用は結果に影響しない。
24週でMDAだった患者→52週ではMTX併用患者ではLDAが期待できる確率がOR3.1倍
寛解も出現してくる。
12wDas28CRP<3.3ならばOR15.244で52wLDA達成可能。 12wDASCRP3.9がカットオフ HDA症例での治療成績にADA,ABT、TCZに差はない。 無効中止はADA>ABT>TCZ 副作用中止はTCZ>ADA>ABT
DAS28CRPにて若年、高齢、超高齢においてABTの効果に差はない。
ABTで効果不十分であればTACadd on が効果的。

2017.10.29 | コメント(0)