院長ブログ

TNFα阻害薬を使っているリウマチ患者さんではコロナは重症化しない可能性??

https://www.medscape.com/viewarticle/930913?nlid=135672_864&src=WNL_mdplsfeat_200526_mscpedit_rheu&uac=69918FJ&spon=27&impID=2396092&faf=1

TNF阻害薬を使っているRA患者ではCOVID-19が重症化しないかもしれない、というCOVID-19 Global Rheumatology Alliance Registryの情報です。

TNF阻害薬というのは、レミケード、エンブレル、ヒュミラ、シンポニー、シムジアなどの薬剤名の生物学的製剤です。

この報告の対象患者さんの背景などが分からないので詳しいことはわかりませんが、リウマチは新型コロナに感染しやすいのではないかと不安なリウマチ患者さんの安心にもつながるのではないでしょうか。

人種の違う日本人でのこれからのデータの蓄積も待ちたいところです。

最近来院されたリウマチ患者さんの中には、コロナが怖いからと内服しているお薬を自己中断したり、自己減薬したりしていた方もいらっしゃいました。

もちろん、リウマチの病状は悪化して、関節がいくつも腫れていました。

腫れるだけならまだいいのですが、1度落ち着いていたリウマチに火がつくと、これまで飲んでいた量よりも多くのお薬を必要とする場合もあり、また関節が腫れたままだとだんだん骨に穴が開き、軟骨が溶かされていくのがリウマチの怖いところです。出来るだけ落ち着いた状態を長く続けていくのが大切なんです。

ワイドショーなどで不安と恐怖を植え付けられて、必要以上に過敏になっている方もいらっしゃいます。

かかるかわからないコロナばかりが頭の中を支配してしまい、自分の病気のコントロールよりもコロナを優先することで、確実に悪くなる未来を選択してしまうのは1番体によくありません。

上記のような朗報もありますので、過度にコロナを恐れることなくしっかりとリウマチのコントロールを行い、関節機能を正常に保つことが何より大切です。

2020.05.27 | コメント(0)

いつまでマスクをつけるべきか

現在どこのクリニックでも、手指消毒、窓を開けて換気、ソーシャルディスタンス、アルコール清拭などの対策を続けていることと思います。

愛知県の最近の新規新型コロナ感染者は0-1人。

https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/

0524日別感染者数

目の前の患者さん、スタッフ、友人が新型コロナである可能性は限りなく低くなってきています。

もちろん、テレビでは「緩みに注意!」と、しきりにコロナに注目するように毎日報道されています。視聴率ほしいですから。

しかし、どれだけ我々はワイドショーやニュースにあおられて毎日テレビやネットにくぎ付けになったことでしょう。

もちろん、私も医者ネットワークでできるだけ科学的で正しい情報を得ようと努めてきました。こちらのブログでも発信してきました。

世界では日本の死亡者数があまりに少ないので不思議がられているのですが、遺伝子の問題とか、真面目な国民性でマスクを着用したとか、自粛をちゃんとしたとか言われています。

しかし、自粛している間にレナウンなど大手の企業も倒産しました。小さな飲食店はつぶれました。

出かける先もないため、歩くことが少なくなり、患者さんの大腿骨骨密度は下がりました。

テレワークでパソコンに向かい続けて、眼精疲労、肩こり頭痛、腰痛、椅子による大腿の圧迫で体も硬くなりました。歩かなくなり、ふくらはぎもカチカチです。

今、そんな患者さんが緊急事態宣言が明けてから来院されてきています。

もちろん、凝り固まった筋肉にハイドロリリースやリハビリは有効です。

でも、自分で動くことに勝る治療はないです。

座り続けることは体をめぐる血流を落とします。

筋肉を動かすことで血液は活き活きとめぐるのです。

新規コロナ発生者がどんどん増えている間は仕方ないかもしれません。

でも、今はどんどん外に出るべきです。

テレビに踊らされて過敏になっていても仕方ありません。

過度に新型コロナを恐れて出歩かないほうが直接の体への害があります

東京ロードマップが発表になりました。

確かに、これまでクラスター発生のある施設では気を付ける必要がありますが、カラオケ店、ライブハウス、スポーツジムの経営者たちは絶望したことでしょう。1000人のイベントはOKになってもカラオケ店は×です。

休業要請緩和のステップ(施設別)

医療崩壊で日常医療にあずかる患者さんも立ち行かなくなるから自粛していたはずです。

愛知県内での新規発生者がほぼ0である現在、どこまでマスクを続け、ソーシャルディスタンスをキープし、友人と会食することを避けなくてはならないのかかなり疑問です。

新型コロナの潜伏期間は5日程度。長くて2週間だそうです。

新規発生0が2週間続いたら、他府県他国からの流入を除けばまずリスクはない。

気温の上がってくる中で、いつまで窓を開けたまま冷房をかけるべきか。

お会いした患者さんの顔を見て、自分の顔もマスクで隠すことなく笑顔で患者さんをお迎えできるのはいつにするのか。

そのタイミングを、科学と空気感の中で計っています。

2020.05.25 | コメント(0)

自粛疲れのおからだに

5/14に緊急事態宣言が解除され、先週から新型コロナ感染を不安に思っていた方たちが少しずつ来院再開されてきました。

予想した通りではありましたが、 自粛生活で座りっぱなしとか、 テレワークで肩も腰もバンバンに張ってきたとか これまで継続していたリハビリを中断していたため、また調子が悪くなってきてしまった。 という声が聞かれています。

何より心配なのは、これまで骨粗鬆症で治療してきていた患者さんも

自粛生活で歩く距離が減ったため、

腰椎よりも大腿骨の骨密度が低下してきていることです。

それこそ、ワイドショーで日々連呼されるニュースで、インフルエンザよりも遥かに死亡者数の少ない新型コロナを極端に恐れて自粛することで、新型コロナにかかる前に、大腿骨が弱くなったり、脚力が低下してしまいます。

一度落ちた骨密度はゆっくりとしか増えません。

ぜひぜひ、歩く距離はできるだけ落とさず、座っている時間は短く、大腿骨に体重がかかるように、その場の足踏みだけでもいいのでやっておいてください。

当院でも新型コロナ対策はしっかり行っております。

医療者だけでなく、患者さんにもマスクの着用や手指アルコール消毒をお願いしています。

患者さんからは、先生がかからないでくださいね、と温かいお声掛けをいただいて嬉しく思いますが、何より患者さんに触れるごとに手指アルコール消毒や石鹸による手洗いを必ず行い、自分の顔には手洗いをするまで触らないことを徹底しています。

椅子の間隔をあけて座っていただいています。

常時窓は開け放ち換気。院内のアルコール清拭も定期的に行っております。

できるだけ外でお待ちいただくようにお願いし、患者さんの電話呼び出しサービスは以前から変わらず行っております。

診察の空いている時間帯は8:50と3:30の診療開始すぐの時間です。

11時過ぎになると、駆け込みで患者さんが増えてきますので、早めに受診されると少しでも待合室の混雑具合は避けられるかと思います。

コロナ自粛と言えど、体を壊していてはいけません。

よく寝ること。適度に運動すること。歩くこと。深呼吸すること。

そして、痛みがあれば早めに治しておくことが大切ですね。

2020.05.19 | コメント(0)